腰痛 頚部痛の検査と治療2017年03月08日
早いものでもりや整形外科を引き継いで3年めになります。以前は名古屋市西部医療センターに勤務していましたので最先端の検査機器を使い疑問があれば迷わずに検査ができていました.仕事の中心が入院と手術でしたのでそれは必要不可欠な事でした。が、小さな診療所で働き始めるとやはり勝手が違います。しかし気をつけて診察し、レントゲン1枚でも丁寧に読んでゆくとCTやMRIがなくても病気の原因はわかるものです。腰痛や頚部の痛みでも症状でほとんど原因が推測できますし、手術が必要なほどの症状でなければMRIを撮ってみてもその後の治療内容が変わるわけではありません。必要なときはあま市民病院その他の所へお願いしていますがすぐに撮ってくれますので不自由を感じずに診療をさせていただいています。高額の医療器械を抱えると患者さんに負担をかける事になりかねません。検査が少し物足りないと思われても私の知識と経験を信頼していただきたいと思っています。
どこに受診しても治療は薬と注射・リハビリテーション・手術の3つの中から選択することになります。
手術は必要に応じてその手術ができる医療機関へ紹介することになります。
痛みの治療薬は最近種類が増えてきていますので専門医とそうでないところではかなり内容が違うかもしれません。
注射の選択ですが鎮痛剤の点滴・痛みのある所への局所注射の他に神経ブロックという方法があります。仙骨ブロック/硬膜外ブロック/神経根ブロックと言う3つの方法があり痛みの強さや状態によって方法を決めていますがどれも内服/局所注射よりは有効な方法です。痛みが強い時大きな病院へ受診される方も見えますが大病院でも救急でできるのはその中でも簡単な仙骨ブロックまでです。当院では硬膜外ブロック・神経根ブロックも適宜行っております。
痛みの強いとき是非一度当院にご相談下さい。