2026年11月1日

【コラム】~ 関節リウマチQ&A~

みなさんは関節リウマチと聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?

「痛くて関節が変形する?」

「寝たきりになってしまう難病でしょ?」

などなどこれらのイメージは薬の進歩で大きく変わりました。

今回は初心に返って関節リウマチについてよく聞かれることをまとめてみました。

 

Q1 関節リウマチって何なの?原因は?

A1
みなさんの体には、細菌・ウイルスを退治する免疫細胞があります。この免疫細胞が間違って自分の関節を攻撃してしまう病気が関節リウマチになります。
痛い関節の中で、免疫細胞が暴走して悪さをしているイメージです。
関節リウマチの原因は完全には分かっていませんが、免疫異常に、細菌やウイルス感染や喫煙などの環境因子が加わることで発症すると言われています。

はたらく細胞「関節リウマチ編」を参考

Q2手がこわばってリウマチが心配です・・・

A2
リウマチの症状は、関節の痛みと腫れ、こわばりになります。
ただ季節の変わり目やなにもしてなくても関節が痛くなることはあると思います。
関節のこわばりがが長く続く、繰り返す場合は検査がおすすめします。
※レントゲン・血液検査でリウマチの9割は見つかります。しかし逆に言うと1割のリウマチはレントゲン・血液検査では分からないものもあります。
そんな診断の難しいリウマチも症状を確認しながら診ていくため、「リウマチ専門医」に受診することお勧めします。当院も専門医です。
1回の検査で異常が無くても、症状が続いていれば繰り返し検査をした方をお勧めします

 

Q3リウマチの治療が最近とても進歩したと聞きました

A3
はい!大きく進歩しています。
痛み止めやステロイド剤しかなく、関節の変形が止められなかった時代とは違い、現在はメトレキサート(MTX)や生物学的製剤など良い薬がたくさん登場しております
早期の治療開始により日常生活を支障無く過ごすことができるようになりました

 

Q4リウマチの薬はずっと使わないとダメなのですか?

A4
残念ながら、風邪や胃腸炎と違い症状が無くなったら中止していいというわけにはいきません。
火山噴火のイメージがわかりやすいと思いますが、関節リウマチは活火山と同じです。
薬で沈静化しているだけなので、薬をやめると活動性の度合いに応じて噴火が起こると思ってください。
しかしリウマチを治療し良くなると薬を減らしていくことができます。
お薬が減ると嬉しいですよね、当院では薬を減らすことにも積極的に取り組んでおりますので遠慮なくご相談ください

 

Q5.リウマチの数値は落ち着いていると言われますが痛みがあります。

A5.
関節リウマチの痛みは主に三つあります。
1.滑膜炎による腫れと痛み(初期の痛み)
免疫の異常により、関節を包む滑膜に炎症が起こります。
この炎症によって生じる痛みは、関節を動かしたときだけでなく、安静にしているときにもジワジワと痛むのが特徴です。
2.関節の破壊(進行期の痛み)
炎症が長期化すると、腫れた滑膜が軟骨や骨を覆うように増殖します。
その結果、関節の表面にある軟骨が削り取られ、動かすときに痛みを感じるようになります。
3.関節の変形と機能障害(慢性期の痛み)
関節の破壊が進行すると、関節を支える靭帯や腱がダメージを受け、関節の脱臼や亜脱臼、変形が生じます。
これが日常動作における強い痛みや機能障害の原因となります。

※関節リウマチは早期発見、早期治療が大切です。
かつて関節リウマチはゆっくり進行すると考えられていましたが、実際には発症後、短期間のうちに関節破壊が急速に進行することが分かっています。
痛みが少なくても内部で炎症が進行している場合があるため、早期発見が極めて重要です。

Q6日常生活で気をつけることはありますか?

A6
いままでと同じ生活で大丈夫です。
お仕事、趣味などもやめることなく、今まで通り続けてください。
ただ一つ、感染症対策だけみなさんにお願いしております。

~当院4つの感染症対策~

①帰宅時のうがい・手洗い
②マスクの使用(特に人の集まるところで)
③毎日の歯磨き
④毎日のお風呂

(どれも特別なことではないですよね?これだけよろしくお願いいたします!)

心配なことがあればいつでも気軽に相談してください。